清子さまのこのグリーンのドレスに国民は驚いた。それは2005年、清子さまが結婚式を控え、皇室に日取りを報告する重要な行事「告期の儀」に臨まれた時のことだった。清子さまは結婚式までの期間を大切に過ごしたいと静かに述べられていたが、その際に着用された淡いグリーンのロングドレスにも注目が集まった。裾がフリル状になっている美しいドレスは、同年の「歌会始の儀」でも着用され、彼女の節目を感じさせるものであった。他にも、お兄様のお古を何度も着回しするなど、清子さまの物を大切にする姿勢が伺えた。そして時が経ち、平成の時代が終わりを告げる即位関連の行事で再びこのドレスが披露された。皇室を離れても変わることのない清子さまの品格と信念に、多くの国民が深く感銘を受けたのである。