テレビ史に残るバラエティ生放送での放送事故についてお話しします。1982年から31年間にわたり放送された伝説の番組『笑っていいとも!』では、数々の放送事故が記録されています。その中でも特に衝撃的だった出来事を5つご紹介します。1. いたずら電話殺到事件まず紹介するのは、いたずら電話殺到事件です。『笑っていいとも!』の人気コーナー、テレフォンショッキングでの出来事です。ゲストに電話をかける際、誤って一般の電話番号が放送されてしまいました。その結果、その電話番号には全国からいたずら電話が殺到し、持ち主は大変な迷惑を被りました。この事件は生放送の怖さを改めて感じさせるものでした。ある日の放送で、司会のタモリさんがゲストに電話をかけようとした瞬間、その番号が誤って画面に映ってしまいました。視聴者はすぐにその番号に電話をかけ始め、番組の進行は一時中断。後にタモリさんは「この場をお借りしてお詫び申し上げます」と謝罪しましたが、被害者の怒りは収まりませんでした。この事件は、生放送ならではの予測不可能なハプニングとして語り継がれています。2. 素人がまさかの失神次にご紹介するのは、素人参加者が失神した事件です。特技を披露するコーナーで、参加者が「顔を真っ赤にする」という技を披露しようとしました。息を止めて力を入れた結果、そのまま失神してしまったのです。この事件は、テレビ画面を通じてリアルタイムで視聴者に伝わり、大きな話題となりました。司会の中居正広さんは、「まさかこんなことが起きるなんて」と驚きを隠せず、すぐに救護班が駆けつける事態に。参加者は無事でしたが、この放送事故は多くの視聴者の記憶に残る出来事となりました。3. 出演者逮捕浅草キッドの水道橋博士が出演した回では、ライブで披露していた免許証の写真ネタが問題となりました。水道橋博士が虚偽の紛失届を何度も提出し、免許証を取得していたことが放送で明らかになり、後日、警察に書類送検されました。この事件により、浅草キッドは半年間の芸能活動を休止することとなりました。この事件は、バラエティ番組の中でも特に衝撃的なものとして知られています。水道橋博士は、「まさかこんなことになるとは思わなかった」と反省の弁を述べましたが、視聴者やファンからの批判は避けられませんでした。4. 素人乱入テレフォンショッキングでのトーク中、突然素人が乱入するという事件もありました。タモリがゲストと楽しくトークを展開している最中に、全く関係のない人物がステージに上がり込み、スタジオは大混乱。この回は、伝説の放送事故として語り継がれています。この素人乱入事件は、放送当時大きな反響を呼びました。乱入者は「どうしてもタモリさんに会いたかった」と言っていましたが、セキュリティの不備が指摘される結果となりました。この事件をきっかけに、番組側はセキュリティ体制を強化することになりました。5. 子役がやらせを暴露最後に紹介するのは、素人の子供がやらせを暴露した事件です。『ドリームズカムチャイルド』のコーナーで、4歳の女の子が「ママに言われてたのに」と言いながら、本来言ってはいけないことを話してしまいました。生放送ならではの予測不可能な瞬間として、多くの視聴者に衝撃を与えました。このコーナーでの出来事は、視聴者だけでなくスタッフも驚かせました。女の子が「これは全部ママが教えたの」と言った瞬間、スタジオは一瞬凍りつきました。その後、タモリさんが「まあ、子供は正直だからね」とフォローしましたが、この事件は視聴者に強烈な印象を残しました。