5月16日、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャーススタジアムでの試合で16号本塁打を放った直後、エンゼルスのベンチからマイク・トラウトが頭を下げた瞬間が目撃された。この「胸を打つサイン」は、米メディアの取材でトラウト自身から語られた。「あの打球がバックスクリーンに飛んでいった瞬間、気づいたら頭を下げていた。昔彼が良くしてくれた仕草だったからね」と、トラウトは感慨深く語った。トラウトは現在左ヒザの影響で試合には出られず、大谷の活躍を見守りながら、再び同じフィールドに立つ日を待ち望んでいる。一方で、大谷もペコリに気づき、「見えました、嬉しいなって思いました」と短く答え、トラウトの早期復帰を願っている。この試合はエンゼルスが勝利したが、試合の余韻として記憶に残ったのは、スタンドを震わせた大谷の一本と、それに敬意を表したトラウトの姿であった。