国会審議で、蓮舫議員と高市早苗首相が選択的夫婦別姓をめぐり激しく対峙した。蓮舫氏は、自身の両親が国際結婚で、幼少期から家族内で名字が異なっていた経験を語り、「私は家族としておかしいのか」と迫った。一方、高市首相は、選択的夫婦別姓には慎重な立場を崩さず、旧姓の通称使用拡大こそ現実的な対応だと説明。通称使用と夫婦別姓は「全く別物」と強調し、戸籍制度を維持したまま不便を減らす方針を示した。しかし蓮舫氏は、銀行口座、クレジットカード、証券口座、パスポートなど、旧姓使用では解決しきれない不利益を次々と指摘。事実婚を選ばざるを得ない人々の相続や親子関係の問題にも踏み込んだ。議論は最後まで平行線をたどったが、家族の形が多様化する中で、制度がどこまで現実に寄り添えるのか。その重い課題だけが、国会に残された。