岡田斗司夫氏が自身の経験をもとに語った「私立と公立の格差」に、多くの共感と議論を呼び起こしています。特に、小学校入学時の教育現場の現実を鋭く指摘した彼の話には、思わず考えさせられるポイントが満載でした。岡田氏は「公立小学校では、1年生の1学期を丸々使って、子どもたちを『椅子に座らせる訓練』をする」という実情に驚いたと述べています。家庭での生活習慣が十分に身についていない子どもたちが、公立校に多いこと。その一方で、私立校では「幼稚園の段階で集中力や空気を読む力を備えた10%の精鋭たちをすでに吸収している」ため、そんな訓練が不要だという事実を指摘しました。さらに、岡田氏はこうも続けます。「公立小学校でも成績上位の20%が中学校のタイミングで私立に流れる。この流れが公立校荒廃の一因である」と。結果として、私立校が教育環境を整える上で、経済的にも運営的にも優位性を持つ一方、公立校は残された子どもたちの教育環境を急場で作らなければならないという矛盾した構図が存在しているのです。「本来、公教育とは国家の意思に基づくものであるべき。しかし現状ではその土台が揺らいでいる」と警鐘を鳴らす岡田氏。その一方で、私立校へと子どもを送り出すために必死になる親たちの姿も、「何らかの選択肢」に直面した現実の象徴でもある、と語っています。